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title: "自動化用真空成形トレー：公差・分離・静電気対策｜FUNYO"
description: "自動化用の薄板真空成形トレーを位置決め、ポケット、分離、静電気対策から指定します。+0.3 / −0.2 mmの管理条件、薄板工程データ、検査と見積依頼表をまとめます。"
type: landing
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# 自動化ラインの真空成形トレー：公差、防重複、ESDの仕様

方宇の自動化用薄板トレーは+0.3 / −0.2 mmで管理します。ハンド基準、ポケット、段積み分離、ESDを合わせて指定します。

## 位置決め、ポケット、支持、分離を取出し動作へ合わせます

自動化ラインの薄板真空成形トレーは、取出し動作を中心に仕様を組み立てます。位置決めを先に定め、ポケット、支持、安定した分離へ条件を展開します。人の手で補える動きも、装置では決まった座標に依存するため、外形だけでなく実際の取出し位置と高さが重要です。

位置決めは、トレーを装置に置いた状態から説明します。どの端面、穴、面を使って原点を出し、クランプ後にどこで支えるかを図示してください。吸着パッドや把持爪の入口と逃げを組立図へ入れ、トレーの位置変動が離れたポケットの取出し点へどう伝わるかを確認します。

ポケットは部品の姿勢と許容する動きを決めます。敏感な面を保護する底面、位置を決める壁、ハンド用の空間を別の機能として示します。装填、取出し、空トレーの支持を順に観察すると、置ける部品が取出し時に擦れる、隣の部品が動くといった問題を見つけやすくなります。

平面度と分離は実際の使用状態へ結び付けます。自由に置くのか、固定するのか、段積みで使うのかを示し、吸着解除、持上げ、次のトレーの関係を記録します。試作の承認に同じ動作を入れることで、寸法記録とラインでの挙動を同じ条件で評価できます。

![精密部品用の薄板成形トレー](/assets/thin-gauge/precision-parts.webp)

薄板トレー：ポケットと位置決め面を検査対象へ対応

## 外形、ポケット、位置決め形状に公差を割り当てます

方宇（FUNYO）の自動化ライン用薄板トレーは+0.3 / −0.2 mmで管理します。図面では管理する形状、基準、測定状態を示します。ポケット幅、底の高さ、外周縁、位置決め穴は役割が異なるため、共通座標から装置と部品の接点へ公差を配分します。

下表は2018–2026年の方宇の薄板トレー工程能力で、単位はmm、適用対象は薄板トレーです。外形公差は境界、ポケット公差は部品を受ける凹部を表します。雄型・雌型の公差は型接触面と併せて読み、ポケット間の最小幅は凹部を隔てる構造空間として図面へ対応させます。

| 薄物トレー項目（mm） | 2018–2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023–2024 | 2025–2026 |
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| 最大深さ | 50 | 60 | 70 | 80 | 100 | 120 |
| 外形公差 | 1.2 | 1 | 0.8 | 0.6 | 0.5 | 0.3 |
| ポケット公差 | 0.5 | 0.5 | 0.3 | 0.3 | 0.2 | 0.1 |
| 雄型公差 | 0.3 | 0.3 | 0.2 | 0.2 | 0.15 | 0.1 |
| 雌型公差 | 0.2 | 0.2 | 0.1 | 0.1 | 0.08 | 0.05 |
| ポケット間の最小幅 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1.5 | 1 |

薄板トレーの外形公差は1.2 mmから0.3 mmとなり75%低下、ポケット公差は0.5 mmから0.1 mmとなり80%低下しています。いずれも表の初期・最終期間から計算した変化率です。案件では部品寸法、ポケット配置、支持と装置動作を揃え、必要な管理項目を決めます。

多ポケット品では、装置が基準とする位置から作業ポケットへ寸法を出す方法を優先します。隣接間隔だけをつなぐより、機械が読み取る座標と測定基準を揃えやすくなります。角、長辺、中央で支持が変わる場合は試作記録へ位置を残し、定位、自由変形、ポケットの嵌合を切り分けます。

成形面と加工部の寸法を整理する際は、[大型の厚板真空成形品、公差と図面の決め方](/ja/guides/thermoforming-tolerances-large-parts)を参考にできます。寸法の種類を分ける考え方を使い、上表の工程数値は薄板トレーの範囲を保ちます。実際の支持と測定の定義は、検収寸法のそばに記入してください。

## 重なりを制限する支持と、分離時の通気を設けます

防ネスティング構造は、積んだ状態を安定させ、予定した順序で取り出すために設けます。入り込みが深いと、接触面積、摩擦、閉じ込めた空気が噛み込みへ関係します。空と装填状態を確認し、支持点、側壁の逃げ、分離方向、ハンドが持つ位置を図面へ示します。

段積み接触面と、深く入り込むのを止める部分を明確にします。分離時に空気が入る経路は、上下の面の吸付き低減に役立ちます。支持は敏感な部品とハンド作業域を避け、表面、摩耗、包装時の荷重を含む実際の搬送順序で試してください。

方宇は防重複試験機でトレーの噛み込みを確認し、落下試験機で搬送時の落下を再現して設計を改善します。案件では空、装填、段積み、開封後の状態を分けて試験条件へ記入し、分離異常の記録方法を決めます。記録と写真は承認した改訂へ結び付けます。

![イメージ: 薄板トレーの段積み支持と空気入口](/assets/guides/automation-tray-tolerance-stacking-esd/anti-nesting-ja.svg)

**イメージ** — 防ネスティング断面のイメージ。すき間と高さは案件図で指定

この断面は位置関係を説明するイメージで、すき間、積上げ高さ、許容変形は案件図へ記入します。試作を装置で動かし、下のトレーの連れ出し、傾き、部品移動、取出し停止を観察してください。異常の位置と方向を残すと、構造とプログラムの変更を比較できます。

## 静電気対策は機能から決め、分類と測定条件を書きます

静電気対策では、低帯電、電荷の散逸、遮蔽を区別して指定します。色や材料名は識別に使い、検収は性能と条件を示します。永久型は一般に材料体系へ機能を持たせ、塗布型は表面処理層を利用します。使用中の摩耗、洗浄、接触状態も選択条件へ入れます。

ANSI/ESD S20.20はESD管理プログラムの構築、実施、維持に必要な管理・技術要件を定めます。[1](#source-1) ANSI/ESD S541は生産、輸送、保管を通じてESD感受性電子品を保護する包装特性を扱います。[1](#source-1) 保護区域内で使うか、区域間で搬送するかを示し、その役割へ包装要求を割り当てます。

IEC 61340-5-1もESD管理プログラムの要件を規定します。[2](#source-2) 契約で使う規格と版を決めてから、試験対象、条件、報告、追跡の担当を記入します。材料の分類と、保護環境全体の運用は検収範囲が異なるため、記録の対象を揃えて管理します。

ANSI/ESD S541の公開解説は、EPA内の包装に低帯電性と導電性または静電拡散性を求めています。[4](#source-4)

ESD協会が公開するANSI/ESD S541分類図は、導電\<10⁴ Ω、散逸性≥10⁴かつ\<10¹¹ Ω、絶縁性≥10¹¹ Ωとしています。[3](#source-3) これは分類の境界です。表面抵抗の測定法、調整条件、試料状態を指定し、低帯電や遮蔽が必要な場合は別の機能要求として示します。

方宇は2014年から永久帯電防止の真空成形ボックスを主力としています。依頼時には目標分類と使用条件を示し、選ぶ材料と試作に対する試験を決めます。洗浄、繰返し搬送、保管後の状態を計画へ入れると、実際の使用期間に対応した比較ができます。

## 寸法検査と受入確認を同じトレー改訂へ結び付けます

検査計画は寸法、動作、納入包装をつなげます。寸法検査は図面への適合、防重複試験は分離の挙動、受入検査は輸送後の状態と識別も対象にします。試料、位置決め、図面基準を結び付けると、供給側と装置側が同じ結果を解釈しやすくなります。

方宇にはニコンVMR-6555全自動画像測定システムとVMS-5040光学画像測定機があり、トレーなど中小型品に使います。測る形状を先に列挙し、自由状態か支持状態かを指定します。ポケット位置と方向が分かる記録を依頼し、納入時に付ける資料を承認前に決めてください。

![ニコン VMR-6555 CNC画像測定システム](/assets/quality/vmr-6555.webp)

ニコン VMR-6555 CNC画像測定システム

抜取りはリスクとロット定義から決めます。試作では位置決め、分離、装填を見て、供給時には承認計画に沿って重要寸法、外観、静電気、包装を確認します。動作異常では該当トレーと同じロットの正常試料を残し、装置プログラムと材料状態を併せて記録します。

方宇は2013年から薄板トレーを生産しています。薄板の自動成形ラインは6本で、高速成形機3台を含み、2022年に高速正負圧成形機を導入しました。設備情報は薄板生産の背景として示し、受入の根拠には案件図面、承認試作、合意した検査記録を使います。

改訂時には、位置決め基準、ポケット、材料、包装のどこが変わったかを示します。外形が同じでも凹部変更で取出し動作が変わる場合があります。トレー、搭載部品、機械設定の承認した組合せを残しておくと、後の調査で合格した条件を再現できます。

## 見積依頼で機械の接点と供給条件を一緒に伝えます

トレー供給側が取出し動作まで分かる資料を用意します。装置略図、位置決め断面、装填姿勢はトレー図と同じ方向表示にし、外形だけで読み取れない条件を補います。下表は項目ごとの説明で、回答欄は調達、装置、品質の担当が共同で記入するため空欄です。

| 項目 | 記入内容 | 案件の回答 |
| --- | --- | --- |
| ハンドの種類 | ロボットか取放し装置を示し、動作図を添えます。 |  |
| 吸着パッド・把持爪 | 接触形状、位置、進入方向を示します。 |  |
| 位置決め方法 | 装置基準の端面、穴、面と支持を図示します。 |  |
| ポケット公差 | 部品の嵌合とハンド座標から重要寸法を指定します。 |  |
| 積上げ高さ | 空と装填状態の段積み要求を記入します。 |  |
| 分離方法 | 取出し方向、空気入口、異常判定を説明します。 |  |
| 静電気分類 | 採用分類、試験方法、使用条件を記入します。 |  |
| 清浄度 | 接触区域を示し、採取と判定条件を添えます。 |  |
| 再使用回数 | 想定する反復使用と洗浄の予定を記入します。 |  |
| 年間数量 | 計画発注と追加需要を分けて記入します。 |  |

[自動化トレーの見積依頼表](/downloads/guides/automation-tray-tolerance-stacking-esd/automation-tray-rfq-ja.csv)を使い、未決寸法や動作を図面位置へ対応させます。年間数量と再使用回数は別々に記入してください。前者は購入計画、後者は摩耗、保護、再検査の条件へつながります。装置写真や動作図を添えると、初期相談で追加する情報を選びやすくなります。

完成した表は管理する見積資料に含めます。同じ図面改訂を送り、供給側が置いた前提を該当項目へ記入してもらいます。試作注文前に搭載部品と装置を誰が準備するかを決め、動作結果をどう記録するかを合意しておくと、試作の目的が揃います。

## 矩陣トレー、加熱工程、長期周転では射出も比較します

標準化されたICマトリックストレー、高温ベーキング、長期の反復周転では、耐熱材料と射出成形トレーを並行して比較できます。必要な装置接点と、加熱温度、時間、装填状態を先に定め、形状、寸法維持、耐用性、納入範囲を同じ条件で見ます。

精密位置決めや剛性、繰返し使用の要求が細かい部分へ集中する場合、射出成形で構造をまとめる案があります。薄板真空成形は部品保護、取出し空間、購入計画から引き続き検討できます。部品名だけで選ぶより、承認試作と実際の動作を判断材料にします。

ベーキングでは加熱後の状態も検収へ含めます。トレーが引き続き位置決め、分離、部品保護を果たすかを見ます。選ぶ材料と試作計画を使用条件に合わせ、装置で必要な熱履歴と測定状態を明記することで、一般的な用途名より具体的な判断ができます。

## 次は装填試作で位置決めと分離を確認します

ハンドの種類、吸着パッドや爪の図、トレー定位、搭載部品と記入済み依頼表を用意します。試作で装填、段積み、分離、取出しを試し、重要寸法と材料試験の条件を承認します。トレー改訂、機械プログラム、包装状態を記録し、後の変更の共通基準にします。

[トレー・内装材](/ja/products/trays-liners)、[薄板真空成形](/ja/capabilities/thin-gauge-thermoforming)、[産業自動化の用途](/ja/industries/industrial-automation-machinery)を参照できます。汚染の条件は[真空成形トレーの清浄度：洗浄と検収の決め方](/ja/guides/cleanroom-tray-cleanliness-specification)で整理し、清浄度、静電気、寸法を別条項にして同じ発注改訂へまとめてください。

## よくある質問

### 自動化トレーの公差はどれくらいですか？

方宇の自動化ライン用薄板トレーは+0.3 / −0.2 mmで管理します。外形、ポケット、定位を分け、ハンド基準、支持と装填状態で検査を決めます。

### 重ねたトレーが外れない場合は？

段違いの段や防重複突起で入り込みを制限し、分離用の空気隙間を設けます。方宇は防重複試験機で噛み込みを見て、空・装填・実搬送で検証します。

### 永久帯電防止と塗布型の違いは？

永久型は成分を材料へ配合し、洗浄や摩耗後も機能を保ちます。塗布型は表層に依存し、洗浄・摩耗・湿度で変化します。方宇は2014年から永久型を主力としています。

### 帯電防止トレーの表面抵抗はどの範囲ですか？

EPA内では低帯電の静電拡散性か導電性を選びます。導電\<10⁴ Ω、拡散≥10⁴かつ\<10¹¹ Ω、絶縁≥10¹¹ Ωが境界です。測定法と試料条件も指定します。

### 高温ベーキングに使えますか？

先に温度と時間を確認します。高温では通常、耐熱材か射出トレーを選びます。方宇品は材料別に確認し、加熱後の寸法、反り、再使用も検収へ含めます。

## 出典

### 1. [EOS/ESD Fundamentals Part 6 — ESD Standards](https://www.esda.org/esd-overview/esd-fundamentals/part-6-esd-standards/) [#source-1]

EOS/ESD Association · 2026-10-29

### 2. [IEC 61340-5-1:2024 — General requirements](https://webstore.iec.ch/en/publication/74748) [#source-2]

IEC · 2026-10-29

### 3. [Fundamentals of Electrostatic Discharge — Part One](https://www.esda.org/assets/Documents/Fundamentals-of-ESD-Part-1-An-Introduction-to-ESD.pdf) [#source-3]

EOS/ESD Association · 2026-10-29

### 4. [EOS/ESD Fundamentals Part 3 — Packaging Material Handling Containers](https://www.esda.org/esd-overview/esd-fundamentals/part-3-basic-esd-control-procedures-and-materials/) [#source-4]

EOS/ESD Association · 2026-10-30

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- [真空成形トレーの清浄度：洗浄と検収の決め方](/ja/guides/cleanroom-tray-cleanliness-specification)

- [自動化トレー見積依頼表](/downloads/guides/automation-tray-tolerance-stacking-esd/automation-tray-rfq-ja.csv) — ウェブ表と同じ内容です。案件条件を記入します。
