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title: "厚板真空成形と射出成形の損益分岐点｜FUNYO"
description: "厚板真空成形と射出成形の損益分岐数量を、初期費用と納入単価から計算します。外装の仮定例で、設計変更・生涯数量・金型期間の影響を比較。CSV計算表も掲載します。"
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# 厚板真空成形と射出成形、損益分岐点は何個？計算表で比較します

損益分岐数量は、初期費用の差を納入単価の差で割って求めます。トリム、穴加工、梱包の範囲を揃え、改訂、生涯数量、時期の条件を変えて再計算します。

## 「500個・1000個の分岐点」をそのまま使えないのはなぜですか？

工法の比較は、同じ納入範囲での費用差から始めます。厚板真空成形は加熱したシートを型に沿わせ、成形後に外周や開口を加工します。射出成形は型の中に溶融材料を充填し、型で形状を作り込みます。型製作と後加工への費用の配分が違うため、初期投資と納入単価の組合せも変わります。

年間数量が同じでも、部品の大きさ、深さ、外観面、取付構造が違えば評価は変わります。曲面中心の設備外装と、ボスや爪が密集した小さなカバーを、同じ数量だけで判断するのは困難です。公開されている500個や1000個という目安は、検討を始める質問として使い、採用判断は現行図面の費用に戻して行います。

方宇（FUNYO）の厚板真空成形は、単品最大2600 × 1600 × 600 mm、開始シート厚さ最大15 mmで、外装では8–10 mmをよく用います。開始板厚と完成品各部の必要肉厚を図面で分け、トリム、穴加工、組付け部の納入範囲を揃えてから、型への投資と後加工の費用を比較します。

見積依頼の前に、図面改訂、材料要求、合格品の定義、検査範囲、納入場所を揃えます。指定する表面仕上げや組立、税・輸送の負担も範囲表へ記載します。

## 初期費用と納入単価には何を入れますか？

損益分岐数量は、両工法の累計費用が一致する合格納入数量です。真空成形をT、射出成形をI、初期費用をF、納入単価をv、累計数量をNとします。固定費の一個当たり配賦額は数量とともに下がり、変動費は納入数量に応じて積み上がります。

> **C_T(N) = F_T + v_T × N**
>
> **C_I(N) = F_I + v_I × N**
>
> **N_BE = (F_I − F_T) ÷ (v_T − v_I)**

この式は、射出側の初期費用が高く、真空成形側の納入単価が高い場合に交点を求めるものです。一方が初期費用と単価の両方で低ければ、正の数量で費用が逆転する交点は生じません。単価が等しい場合は初期費用を比較します。負の計算値やゼロ除算が出たら、数量の採用より先に入力の意味を確認します。

初期費用には金型のほか、試作、検査ゲージ、専用治具、初回の技術準備などが入ります。納入単価には材料、成形、外周・穴加工、合意した仕上げ、梱包・輸送を同じ基準で計上します。見積内に含まれている費用の重複加算を避け、型代が単価に償却される場合は償却対象数量と償却後の単価も記録します。

以下は人民元による計算例で、見積ではありません。画面には入力値と計算結果を示し、ダウンロード表には再計算用の数式を入れています。

| 項目 | 厚板真空成形 | 射出成形 |
| --- | --- | --- |
| 金型費（人民元） | 15000 | 160000 |
| 試作費（人民元） | 2500 | 6000 |
| ゲージ・治具（人民元） | 2500 | 14000 |
| 材料（人民元/個） | 100 | 75 |
| 成形（人民元/個） | 40 | 25 |
| トリム・穴加工（人民元/個） | 35 | 5 |
| 表面加工（人民元/個） | 0 | 0 |
| 梱包・輸送（人民元/個） | 25 | 15 |
| 予定改訂（回） | 2 | 2 |
| 改訂単価（人民元/回） | 5000 | 20000 |
| 年間需要（個/年） | 1000 | 1000 |
| 製品寿命（年） | 3 | 3 |
| 基準初期費用F（人民元） | 20000 | 180000 |
| 納入単価v（人民元/個） | 200 | 120 |
| 改訂込み初期費用（人民元） | 30000 | 220000 |
| 生涯数量（個） | 3000 | 3000 |
| 改訂込み総額（人民元） | 630000 | 580000 |
| 改訂込み分岐数量（個） | 2375 |  |

## 同じ外装を二組の仮定見積で計算するとどうなりますか？

第一の例では、設計変更をまだ加えない場合の分岐点が2000個になります。1200 × 800 × 300 mmの設備外装を仮定し、真空成形の初期費用を20000元、射出成形を180000元、納入単価をそれぞれ200元／個、120元／個とします。

> **N_BE = (180000 − 20000) ÷ (200 − 120) = 2000個**

1000個の累計納入では真空成形が220000元、射出成形が300000元となり、2000個では両方が420000元です。対象は表に記載した供給範囲です。支払条件や検査条件、梱包後の受入条件は、金額と併せて購買条件として確認します。

![イメージ: 仮定の累計費用二本が2000個で交差するグラフ](/assets/guides/thermoforming-vs-injection-molding-break-even/cost-lines-ja.svg)

**イメージ** — 累計費用は2000個で一致します。計算例で、見積ではありません。

第二の例では同じ開口の追加要求を両工法へ反映します。真空成形の外周・穴加工費を35元／個から75元／個へ、射出成形を5元／個から25元／個へ変え、ほかの入力は据え置くと仮定します。新しい納入単価は240元と140元になり、分岐点は1600個へ移動します。両社とも改訂後の範囲を見積もることが前提です。

一社だけ新範囲、もう一社は旧範囲という比較では、なぜ差が出たのか分からなくなります。計算ファイルと対応図面を一緒に保存し、採用した範囲を記録します。「2000個以下なら真空成形」という一文だけを残すと、判断の前提が抜け落ちます。

## 設計変更・生涯数量・時期は交点をどう動かしますか？

変数は一つずつ動かすと、決裁者が理由を追えます。まず第一の例に、予想する設計変更2回を加えます。真空成形は一回5000元、射出成形は一回20000元と仮定すると、初期費用は30000元と220000元です。単価差80元を保った場合の分岐点は2375個になります。

次に、年間需要を製品寿命へつなげます。年間1000個、期間3年なら累計3000個です。上の変更費用を含めると、総額は真空成形630000元、射出成形580000元です。一方、1000個で終了する案件なら、その数量で再計算します。生涯予定数で割った償却単価を、そのまま最終費用として扱うことはできません。

時期の評価では金型製作と製品納入を分けます。方宇の厚板真空成形金型は約1–3週間、同種の射出成形金型は約6–10週間です。この期間は金型のもので、納入工程全体の期間ではありません。図面承認、試作検査、改訂、輸送を別項目で工程表へ入れ、発売日までの依存関係を確認します。

仮に自社で、ある案の遅れを4週間、一週間当たりの純貢献損失を2000元と置けば、8000元を独立したシナリオ費用にできます。第一の例で射出側だけにこの費用を加えると、交点は2100個です。同じ期間の早期発売効果と遅延損失を二重に計上しないよう整理します。

基準、変更、数量、時期の計算を分けて残せば、どの入力に判断が敏感かを説明できます。確定注文と遠期予測を区別し、需要の裏付けが増える時点に合わせて工装投資の承認を段階化する方法も検討できます。

## 数量別単価と年間契約はどのように表へ入れますか？

数量別単価は、追加分だけに適用する方式か、条件を満たした全数へ適用する方式かを先に確認します。前者は区間ごとに積み上げ、後者は該当ロット全体を新単価で計算します。材料歩留まり、成形サイクル、トリミング方法も単価要因になるため、見積の数量条件を記録します。

別の独立した仮定として、最初の1000個は真空成形200元／個、射出成形140元／個、1000個を超える追加分は180元／個と110元／個とします。変更を含めない初期費用差160000元のうち、最初の区間で60000元を吸収し、残る100000元を追加一個当たり70元で吸収します。計算上の交点は約2428.57個で、整数の比較は2429個から両案の総額を照合します。

方宇では年間需要が約3000個で、年間供給契約を結べる外装案件について、金型費免除の評価を申請できます。見積で免除対象の行項目を確認し、購入条件、型の所有権、保守、契約終了時の扱いを供給契約へまとめます。合意した条件を計算表と結び付けると、発注量を変更したときも比較を更新できます。

第一の例で15000元の金型費だけが免除されると仮定し、試作とゲージの5000元を残すと、射出側180000元との差から分岐点は2187.5個になります。設計変更費、型の保守、合意数量に届かなかった場合の精算も契約の確認事項です。

前払いが小さい案でも、納入単価が高ければ累計費用が大きくなることがあります。支払時点と権利関係を含めて比較し、需要や図面が変わった段階で再計算する運用にします。

## どのような案件では射出成形を先に検討しますか？

設計が凍結し、生涯数量が大きく、ボスや爪が多い構造、両面に寸法管理や意匠面が必要な構造では、射出成形の全体案を先に評価します。初期投資を数量で分担でき、後付け部品、外周加工、組立まで含めると、真空成形の型代が低いという情報だけでは判断できないためです。

肉厚の薄い小型部品、高い生産速度、標準化された取付インターフェースを重視する場合も、射出案の検討に意味があります。実際の形状、外観、材料と投資条件を揃えて試作を確認します。

金属の導電シールド、構造荷重、金属接合系への組込みが主要求なら、板金などの工法も機能要求の段階で比較します。適する製造方法を先に絞ることで、用途に合わない案の単価交渉を繰り返す手戻りを減らせます。

## 次の見積依頼には何を添えますか？

次は、同じ計算表と図面改訂を両社へ送り、各数字がどの納入範囲に対応するかを確認します。年間需要、初回数量、生涯数量を別々に記載し、確定分と予測分を区別します。外観面、取付インターフェース、検査と梱包条件も併記します。

返信では、型の所有権、試作回数、ゲージ、トリミング、梱包、輸送の空欄を埋めます。その後に基準の交点を計算し、変更・生涯数量・時間の各条件を再計算します。未確定の入力はシナリオとして残し、見積有効期限や図面改訂に合わせて更新します。

方宇の厚板真空成形金型費は、同じ部品範囲で比較した同種射出成形金型の1/10未満です。この比較は金型費に限られ、納入単価や案件総費用の比率ではありません。4時間以内の返信、2営業日以内の適用性評価と比較見積に向け、開始板厚と成形後の必要肉厚を分けて伝えると構造と費用を同時に議論できます。

[損益分岐計算表をダウンロード](/downloads/guides/thermoforming-vs-injection-molding-break-even/break-even-calculator-ja.csv)し、従来の[厚板真空成形と射出成形の比較](/ja/guides/heavy-gauge-thermoforming-vs-injection-molding)も参照してください。[厚板真空成形の能力](/ja/capabilities/heavy-gauge-thermoforming)と[設備外装・筐体](/ja/products/housings)を確認したうえで、同一範囲の見積を依頼できます。

同じ条件で依頼するため、[真空成形の見積依頼チェックリストと三言語テンプレート](/ja/guides/thermoforming-rfq-checklist)を利用できます。

## よくある質問

### 真空成形の金型費が射出成形より低くなるのはなぜですか？

片面型は約1気圧の真空差圧で成形し、射出型はコアとキャビティで高圧溶融樹脂を受けます。同じ部品範囲なら方宇の厚板型費は同等射出型の1/10未満です。

### 年間1000個なら真空成形を選ぶべきですか？

一律の答えはなく、固定費差を納入単価差で割ります。本記事の例は累計2000個で交差するため、年1000個でも販売期間、改訂、納入範囲が判断材料です。

### 真空成形品の単価が高くなるのはなぜですか？

型への投資と繰り返す加工費は別の項目です。材料利用、成形、トリミング、穴加工を同じ納入範囲で揃え、案件全体の費用を比較します。

### 金型費の免除を受ければ必ず安くなりますか？

承認された費目を初期費用から差し引き、単価、改訂、契約費用を残して予定数量で総額を比べます。型の所有権、保守、供給契約の終了時の扱いも確認します。

### 金型の所有権は見積で決める必要がありますか？

所有権を見積と契約へ記載し、保管、改修、保守、移管、償却も整理します。金型費の免除評価とは分けて確認すると、後の費用を比較できます。

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- [損益分岐計算表](/downloads/guides/thermoforming-vs-injection-molding-break-even/break-even-calculator-ja.csv) — 入力を置き換えて改訂と生涯数量の条件を再計算できる、数式入りの費用比較表です。
