真空成形の販促什器は四つの部品群に分けます

床置き什器、カウンタートレー、棚部品、電飾看板カバーでは、商品を支える場所と取付方法が異なります。厚板成形の本体と、薄板工場で製作する陳列用インサートを分け、部品表には台座や取付部材も記入します。方宇(FUNYO)の厚板品は単品最大2600 × 1600 × 600 mmです。この外形を超える構想では、最初に分割方法を決めます。

床置きタワーや島什器は、商品をどちらから補充し、どこから取り出すかが出発点です。曲面の外装は見え方を作り、棚と支持部は商品の荷重を台座へ伝えます。満載状態に加え、商品が順に減る状態も図面へ示し、実際の置き方で試作を組み立てます。空の外観だけで承認すると、取出し動作や支持点が残ります。

イメージイメージ: 床置きタワー什器
床置きタワー什器

カウンター什器では、商品を保持する凹部と、手を入れて取り出す空間を別々に示します。商品の形状、ラベルの向き、補充方向から、開口と背板の位置を定めます。厚板の本体と薄板の内トレーは共通の商品基準で個別に作図し、包装形状が変わったときに、トレーの凹部、本体との接点、本体そのものの変更を分けられるようにします。

イメージイメージ: カウンター什器のトレー
カウンター什器のトレー

棚やラック部品では、前縁の立上り、支持間隔、商品の向きと取付工具の入口を描きます。電飾看板カバーは、発光する面と取付フランジ、後ろのフレームを分ける構成です。照明や電源の担当は別項目にします。POP什器・電飾看板の製品ページで部品群を確認し、完成した売場設備と、今回発注する成形部品を対応させてください。

イメージイメージ: 多段式の床置き什器
多段式の床置き什器

発売日から逆算し、金型だけに1–3週間を入れます

発売までの予定表には、各工程の入力、成果物、承認担当が必要です。方宇の厚板真空成形型は約1–3週間で、設計凍結、試作承認、量産、輸送、店舗設置の日数は案件で記入します。金型工程の入力は承認図、材料と成形方向です。意匠画像を受け取った日と、製作に使う図面の承認日は区別します。

工程 入力 成果物 承認担当 必要週数
設計凍結 商品寸法、陳列構成、外観見本 承認図面と部品表 ブランド側と構造設計者
金型 凍結図面、材料、成形方向 試作に使用する型 設計者と金型担当 1–3
試作承認 成形品と商品または寸法見本 承認見本と変更一覧 ブランド側と購買
量産 承認見本、数量、梱包条件 検査と梱包を終えた部品 購買と生産担当
輸送 梱包寸法、数量、届け先 指定場所に到着した貨物 購買と物流担当
店舗設置と発売 部品、締結部品表、組立図 陳列可能な什器 店舗または設置担当

最初に商品を陳列する日を置き、設置、荷受け、輸送の順に必要条件を集めます。配送センターへの到着と店舗への到着は、別の工程になる場合があります。倉庫での仕分けが必要なのか、店舗は組立キットだけを受け取るのかで成果物が変わるため、届け先と受入状態を出力欄へ書いてから期間を入れます。

試作承認には、商品の試し置き、安定性、外観と組立を含めます。商品実物や寸法見本を試作の場所へ届け、意見をまとめる承認担当を決めてください。形状、色、梱包の回答が別々の時期に届く場合は、変更一覧へ対象部位と図面の版を記録し、どの条件で量産へ進むかを明示します。

梱包寸法と輸送形態は、設計凍結より前に扱います。一体の大きな外装を作ってから箱や店舗入口に合わないと分かると、接続部と金型の両方に変更が及ぶことがあります。試作の成果物へ梱包試験の結果も含め、部品の向き、保護材、箱内での接触点を梱包図に残します。

イメージイメージ: 店舗発売から設置、輸送、量産、試作、金型へ逆算する工程
期間は型の約1–3週間のみ示し、他の工程は案件で記入します。 タップで拡大

累計週数と最遅開始日は、各担当が期間を決めてから記入します。発売日から必要週数をさかのぼって合計し、最遅開始日を「発売日−累計週数×7日」で求めます。設計や梱包を変えたら該当工程を直し、それより前の開始日を計算し直してください。物流担当から受け取った輸送期間と荷受け条件も、予定表へ一緒に記録します。

材料は色、シボ、成形後肉厚と一緒に指定します

方宇の厚板で候補となる材料はABS、PC、PVC、PETG、PPで、自社シート生産基地はABSとPET/PSです。材料名、初期板厚、色、表面見本を同じ仕様書へまとめ、具体的なグレードは用途に合わせて案件ごとに確認します。初期板厚は最大15 mmで、成形後の肉厚は深さ、曲率、延伸によって場所ごとに変わります。

広い曲面、角、側板をつなげた形状は、一つの成形部品として設計できます。継ぎ目は、型からの取出し、輸送時の分解、保守の入口に合わせて配置します。方向のあるシボは図面に向きを示し、隣り合う色面は使用時の視線方向で見本を比べます。色名だけでは、光沢、シボや見える切断面の条件が残ります。

本体は外形と取付関係、内トレーは商品の接触面に合わせた位置決めを担当します。商品の重量、支点、補充する向きを記入し、包装寸法のばらつきやラベルの向きも試し置きで確認します。どの部品へ荷重を渡すかを断面図に示すと、棚とトレーの境界が明確になります。選材の入力整理にはシート材料ガイドも使えます。

外観の見本には、可視面、商品に触れる所、切断面を表示します。塗装、印刷、フィルムなどの追加工程を求める場合は、担当と納入状態を見積範囲へ記入します。色の承認と構造の承認を分けて記録すると、異なる表面工程を含む単価を、同じ仕上げ条件へ揃えて比較できます。

電飾看板カバーは透光、取付、電気の担当を分けます

電飾看板カバーの発注対象は、プラスチック面とその取付関係です。光の均一性には光源の並び、間隔と後部空間も関係します。材料は確認済みのABS、PC、PVC、PETG、PPから用途を提示し、透光・拡散グレードは案件ごとに確認します。点灯時の目標、消灯時の外観、発光範囲、見る方向を同じ資料へ入れてください。

イメージイメージ: 両面電飾看板
両面電飾看板

取付フランジの断面には、フレームで押さえる部分、締結部品の通る所と、カバーを外す方向を示します。装飾曲面の各点から寸法を取るより、フレームと共通の基準で接点を指定すると、組立時の関係が明確です。画面やスイッチを付ける案では、開口の周辺支持と配線経路も個別に描きます。

LED、ブラケット、電源を誰が供給して取り付けるか、結線と完成後の電気検収を誰が担当するかは、見積依頼で記入します。部品表に分ければ、それぞれが同じ組立状態で発光と固定を確かめられます。輸送時の面の保護、店舗でカバーを交換する動作、電源の保守入口も同じ装配資料に含めます。

分解輸送、重ね方、店舗組立を型製作前に決めます

什器は分解して輸送できますが、分割位置と表面保護は設計段階から計画します。カプセル形の外装なら側面、上蓋、棚、台座を分けて考え、各部品の成形方向と継ぎ目を組立図へ示します。接続フランジと店舗工具の進入方向も、外観の線や保守口と並べて比較してください。

イメージイメージ: カプセル型の床置き什器
カプセル型の床置き什器

重ね梱包では、上の部品の荷重を受ける点、可視面との接触、内トレーを別梱包にするかを決めます。試作と保護材で箱詰めを試し、箱ごとの部品、緩衝材の場所、取出し方向、組立セットの番号を記録します。梱包図と組立図で部品名を揃えると、開梱した担当者が締結部材を対応させやすくなります。

店舗の説明書は、商品を置く前の作業順と工具の入口を示します。外装、内トレー、台座、背板をどの順に取り付けるか、左右や前後の似た部品をどう見分けるかを図示します。完成した空の什器写真だけで済ませず、試作の組立で説明書の動作を一通りたどり、現場で必要な作業を残します。

「参考写真」の画像は、同種製品の部品形状を示す実写で、方宇の納入事例ではありません。棚、内トレー、背板、支持の関係を読み取り、自社商品の寸法と組立条件へ置き換えて使います。

参考写真参考写真: 靴の床置き什器:白い厚板の棚と黒いインサート
靴の床置き什器:白い厚板の棚と黒いインサート

参考写真参考写真: 化粧品カウンター什器のトレー(図柄はぼかし処理)
化粧品カウンター什器のトレー(図柄はぼかし処理)

見積依頼は八項目に分けて納入範囲を揃えます

商品、構造、数量、日付、材料、外観、組立、検収が見積の入力です。方宇は三軸・五軸CNCで型を作り、成形品のトリム、バリ取り、穴と溝を加工します。成形輪郭と後加工の形状を別に示すと、金型と加工の費用を個別に回答してもらえます。

  1. 商品:寸法、重量、向き、取出し動作と、商品実物または寸法見本。
  2. 部品構成:本体、内トレー、面カバー、台座、取付部材と接点。
  3. 数量:初回、補充の予定、形状違いごとの購入数量。
  4. 日付:発売日、受取場所、設置担当と承認待ちの工程。
  5. 材料:種類、初期板厚、色、シボと透明にする範囲。
  6. 外観と加工:可視面、切断面、穴、溝、表面効果の見本。
  7. 組立と輸送:分割、梱包試験、重ね方と締結部品の担当。
  8. 検収と承認:商品の試し置き、重要接点、外観見本と承認担当。

各項目は「内トレーを今回の納入に含むか」「締結部品は誰が支給するか」「開口変更でどの治具費が変わるか」のように、見積が答えられる質問にします。同じ部品表を各社へ送り、金額の行を本体、内トレー、取付部材に対応させてください。詳細な入力欄は真空成形の見積依頼チェックリストにまとめています。

見積の除外項目は、該当部品の横へ残します。本体のみと、梱包された設置キットでは含む作業が違います。接続方法や内トレーの材料を変える代案が出た場合も、同じ部品行で変更を示してもらい、試作と梱包に及ぶ内容を比べてから採用します。

紙、金属、射出成形を選ぶのはどんな什器ですか?

短期販促で平面グラフィックと購入価格を中心に考える陳列なら、紙製什器を先に比較できます。重量のある商品を受ける棚や主骨格には金属構造が候補です。設計が安定し需要が大きい場合は、同じ部品範囲で射出成形の見積を取得し、真空成形と射出成形の損益分岐計算へ入力します。

意匠面、荷重を受ける骨格、商品を置く部品を分けると、組合せ構造の範囲が見えます。金属骨格が荷重を受け、プラスチック外装が形を作り、内トレーが商品を位置決めする構成では、それぞれの接点と検収を指定します。比較する対象は、陳列、設置、梱包、輸送まで含む状態です。

発売予定表と部品図を一緒に送ってください

発売日と受取場所を表に入れ、商品寸法、外観見本、部品表、分解組立図を添えます。方宇は4時間以内に返信し、2営業日以内に適用性評価と比較見積を提示します。金型、試作承認、量産、輸送はそれぞれの成果物として予定を組んでください。

POP什器・電飾看板の製品群で部品を整理した後、記入したCSVと図面の版、回答を求める表面・組立範囲を見積相談へ送ります。設計、購買、物流、店舗設置の担当が一つの予定表を使うと、変更した部品と承認見本、影響する工程を同じ資料で追えます。